大事なことは，「達成」を知るということである。 達成に至る勉強は，はじめのうちは時間がかかる。 「時間がかかる」ことが大事である。 何に時間がかかっているかというと,「身に付く」ことに時間がかかっている。 カラダのことは，時間がかかる。 この時間を嫌がると，カラダにはなにも形成されない。 「一つを達成した後つぎに移る」を繰り返すと，しだいに「達成」がラクに・速くできるようになる。 「カラダが出来上がってきた」ということである。 例えば，教員養成課程の学生が「授業案」作成の能力を身につけようとするときには，自分の一つの「下手」から始める。 これを「上手」にする作業をする。 学生は，「上手」をまだ知らないわけであるから，自分のやることが「上手」に見えてしまう。 すぐに「できた！」となる。 そこで，彼らに対する「指導」の出番となるわけである。 「指導」とは，下手に対して「それは下手だ」と言うことである。 そして，上手に至ったときに，「まあいいだろう。ではつぎの課題に進むとしよう。」を言う。 
（だんだんと，ラクに・速くできるようになる） 「＜達成に至る＞をやらない勉強」は，どれだけやっても無駄である。 なぜなら，それは勉強ではないからだ。 |
避け癖