Up 学校訪問 作成: 2010-04-06
更新: 2011-10-20


    教員養成コースでは,教育実習の最初として,「近隣の小中学校への訪問」を授業内容にしている場合がある。

    受け入れ校は,つぎのようなプログラムを用意する:
    • 校内見学
    • 自校紹介
    • 教職・学校についての説諭


    この場合,学生は<漠然と見る・聴く>になるが,これは仕方がない。
    経験を積んでいくうちに,自ずと,ぼんやりに輪郭・分節がついてくる。
    学校訪問は,これ一回で何かを得ようという授業ではない。

    学校訪問は,学生にとって,考える手がかりがつかみにくく,何を観点にしたらよいかわからないものになる。 そこで,わたしの場合は,つぎのように考えることを学生に勧める:

      受け入れ校側がどういうプログラムを用意したか?
      どうしてこのようなプログラムにしたのか?
      このプログラムは,よく練られたものであるか?