Up 要 旨 作成: 2012-12-26
更新: 2013-01-01


    学校教育は,進歩しない。
    実際,攪乱と均衡回帰の繰り返しが観察されるのみである。
    翻って,攪乱と均衡回帰の繰り返しの止むとき,それは学校数学の終わるときである。
    学校教育は「攪乱と均衡回帰の繰り返しをメカニズムにして生きる系」というわけである。
    学校数学は,ただ生きる――生きるために生きる。
    特に,学校教育は進歩しない。

    ここで,学校数学の<進歩しない>,<攪乱と均衡回帰>のメタファになるものを考える。

    例えば,「心臓の鼓動」。
    学校数学は,「細胞を死なせないための血流を規則的につくり出す」を,自身の<生きる>メカニズムにしている。

    「細胞の新陳代謝」も,メタファになる。
    学校数学は,「細胞の新陳代謝」を,自身の<生きる>メカニズムにしている。

    また,「経済─景気変動」も,メタファになる。
    学校数学は,一つの「経済」の系として,「景気変動」を自身の<生きる>メカニズムにしている。