Up 「差異/格差をひどくはしない」 作成: 2014-04-15
更新: 2014-04-15


    授業に差異/格差が存在することは,当然のことであり,このこと自体は問題になることではない。
    問題になるのは,差異/格差の程度である。
    「程度問題」が,差異/格差を問題にする形である。

    差異/格差の程度をひどくしないために,「教育における平等」が法になっている。
    「教育における平等」の意味は,「差異/格差を無くす」ではなく,「差異/格差をひどくはしない」である。

    学校教育では,差異/格差をひどくはしないための各種装置が働いている。
    法では,学校教育法とそれの施行規則。
    内容的には,学校教員養成の制度,学校教員研修の制度,授業時数の定め,学習指導要領,検定教科書,等々。