Up <同種>の中の<特個> 作成: 2012-12-03
更新: 2014-03-08


    学校数学の授業は,多様である。
    いま,「数学陶冶」の側からこの多様を見る。
    「数学陶冶でない授業」ということになり,「形式陶冶」に還元され,「授業はどれも同じ」になる。

    この「同じ」は,「種類が同じ」である。
    同じ種類の中の「同価値・同レベル」ではない。
    授業はどれも同じ」には,「そして互いに特個」が続く。

     註 : ひとの成長はいろいろな選択肢の通過であるが,これらは結果的に「同等」と見なされる。 「肝心なのは, 何をするかではなく,何かをすること」とされる。
    このときの「同等」は,「種類が同じ」ある。 「同価値・同レベル」ではない。


    この授業は他と比べてどんな?」は,<互いに異なる授業 (特個) を同種にする視座>を先ず求める。
    これは,機能としては「形式陶冶」,行為としては「ジタバタ」になる。
    即ち,つぎのようになる:
      《互いに異なる授業 (特個) は, 「形式陶冶」「ジタバタ」として,同種。》