Up | 追加,2016-02-18 | 作成: 2016-02-18 更新: 2016-02-18 |
とりあえず,「了」とする。 本論考は,最終的に, 「はじめに」(2015-11-03) に記した趣旨とはだいぶ趣の違うものになった。 本論考の体裁は「数学教育学の科学の形を求める」であり,スタンスは「現成」である。 「現成」であるから,働きかけはしない。 しかし,つぎの論を一例として,このスタンスをいろいろ逸脱することになった:
しかし,考えれば,逸脱も「現成」のうちである。(現成のウロボロス!) まあよしとする。
師いはく,なんぢただ「風性常住」をしれりとも,いまだ<「ところとしていたらずといふことなき」道理>をしらずと。 僧いはく,いかならんかこれ<「無處不周底」の道理>。 ときに,師,あふぎをつかふのみなり。 僧,禮拜す。 佛法の證驗,正傳の活路,それかくのごとし。 「常住なればあふぎをつかふべからず,つかはぬをりもかぜをきくべき」といふは,常住をもしらず,風性をもしらぬなり。
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