『3. 数学教育学の形』は,全論考『数学教育学とは何か?』の中で「数学教育学の構想を述べる部分」の位置づけになるものである。
数学教育学の構想として,以下を述べた:
- 数学教育学を,科学として立てる。
- この数学教育学は,数学教育生態学になる。
- 「生態」の内容は,《現前の「数学教育」「数学教育学」は,商品経済の生業》。
- 生態学をすることは,同時に普遍学をしていること。
- 数学教育学は,このようなものとして,独自の思想を現す。
- この思想は,現成論の「パラドクシカル」と生態学の「曖昧模糊」を特徴にする。
- 数学教育学は,この思想を主題化するものになる。
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