Up ミノガ科 (蓑蛾) 作成: 2017-07-16
更新: 2019-05-04


分類: チョウ目 | ヒロズコガ上科 | ミノガ科


チャミノガ
オオミノガ



  • Wikipedia「ミノムシ」から引用:
      雄は雌のフェロモンに引かれて夕方頃飛行し、蓑内の雌と交尾する。この時、雄は小さな腹部を限界近くまで伸ばし蛹の殻と雌の体の間に入れ、蛹の殻の最も奥に位置する雌の交尾孔を雄の交尾器で挟んで挿入器を挿入して交尾する。
      交尾後、雄は死ぬ。
      その後、雌は自分が潜んでいた蓑の中の蛹の殻の中に1,000個以上の卵を産卵し、卵塊の表面を腹部の先に生えていた淡褐色の微細な毛で栓をするように覆う。雌は普通は卵が孵化するまで蛹の殻の中に留まっていて、孵化する頃にミノの下の穴から出て地上に落下して死ぬ。
      20日前後で孵化した幼虫は蓑の下の穴から外に出て、そこから糸を垂らし、多くは風に乗って分散する。
      葉や小枝などに到着した1齢幼虫はただちに小さい蓑を造り、それから摂食する。6月から10月にかけて7回脱皮を繰り返し、成長するにつれて蓑を拡大・改変して小枝や葉片をつけて大きくし、終令幼虫(8令)に達する。
      主な食樹は、サクラ類、カキノキ、イチジク、マサキなど。
      秋に蓑の前端を細く頸って、小枝などに環状になるように絹糸をはいてこれに結わえ付けて越冬に入る。枯れ枝の間で蓑が目立つ。
      越冬後は普通は餌を食べずにそのまま4月から6月にかけて蛹化する。
      そして6月から8月にかけて羽化する。

  • 「雌と雄・この不思議な非対称性 (三枝豊平) から引用:
    オオミノガ
    交尾から1日以内にメスは3000〜4500個の卵を産む。殻の中は卵で埋め尽くされ、半分以下に縮んだメスは、空気で少し体を膨らませて卵を守るが、幼虫が孵化する頃には一生を終える。