- 集団の密度がある特定の閾値を超えると,自己組織化による統一された運動が,突如として自発的に現れる。
- 自己推進粒子 (self-propelled particle, SPP)
- 粒子間の吸引力と反発力が導く集団パターン
- 反発領域・順応領域・吸引領域
- boids アルゴリズム
- 分離(Separation)
エージェントが他のエージェントとぶつからないように距離をとる。
- 整列(Alignment)
エージェントが他のエージェントと概ね同じ方向に飛ぶように合わせる。
- 結合(Cohesion)
エージェントが他のエージェントが集まっている群れの中心方向へ向かうように方向を変える。
- NetLogo
boids が「flock」の名で,収納されている
- 集団の運動パターン
- <個=運動する個>の理由
<個>:動き続けないと呼吸が出来ないタイプの魚と同じに考える
- 集団の運動パターン:4型
- まとまりが無い
- まとまっているが,動く方向がランダム
- 一方向運動を,方向変更を間に入れて,繰り返す
- トーラス状に循環する
- 集団運動にも, 「相転移」がある
- 運動パターンの規定要因
- ルール (「傾向性」)
- 与条件 (「環境」)
- 履歴 (「惰性」)
- 集団内の位置取りにおける<個性>
- 通り道,レーン(lane) の形成
- 通り道,レーンは,形成がポジティブフィードバック・ループになる
- 通り道,レーンが輪を形成すれば,集団的堂々巡りになる
- レーンの使い分けの形成
機動性の違いが,<レーンの使い分け>を現すようになる
- 集団パニック
- <抵抗>に対する「群集圧力」による,群集の相転移
「群集流体」→「群集粉体」(互いの圧力で動けなくなる)
- 押される・押し返す →「群集乱流」の発生
- 参考/情報サイト
- 参考文献
- Waldrop, M.Mitchell ; Complexity ─ The emerging science at the edge of order and chaos.
Simon & Schuster, 1992.
田中三彦・遠山峻征[訳]『複雑系』, 新潮社, 1996.
- Levy, Steven Artificial life : The quest for a new creation.
Pantheon Books, 1992.
服部桂[訳]『人工生命──デジタル生物の創造者たち』, 朝日新聞社, 1996.
- Philib Ball : Flow ── Nature's Paterns : A tapestry in three Parts, Oxford University Press, 2009.
塩原通緒[訳]『流れ──自然が創り出す美しいパターン』, 早川書房 (ハヤカワ文庫), 2016.
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