Up 女が多産になるときのその理由 作成: 2023-03-24
更新: 2023-03-24


    ヒトは,<出産数のコントロールをする動物>へと進化した。
    こうして,女の多産・少産には,それぞれ理由があることになる。


    女の多産の理由となるものは,つぎの2つである:
    1. <員数を増やせ>の求めに応じる
    2. 産んだ子どもが成人するまで生きる確率はそんなに高くないので,保険として多く産んでおく

    例えば,戦争時の「お国のために産めよ増やせよ」は前者になり,家制度時代の「家を断絶させてはならない」では後者のようになる。
    翻って,平和と家制度終焉が重なる時節は,少産の時節になる。
    いまは,これである。


    「少子化対策」は,戦争時の「お国のために産めよ増やせよ」政策である。
    実際,国の経済・社会保障制度を崩壊させない戦いとして,これを位置づけているわけである。
    ただし,この時代に「お国のために産めよ増やせよ」を唱えるのはさすがに露骨に過ぎる。
    そこで,「子育て支援」に脚色するというわけである。