Up | 地方は被災すると消滅する | 作成: 2023-03-10 更新: 2023-03-11 |
帰還者を求めるのは,公務員エゴである。 地方の住人は,つぎの3種類である: a は,後継者をつくれず,高齢者ばかりになっていく。 bは,aが相手の商いが成立しなくなり,その地から撤退する。 cは,その地にいることが生業なので,その地に固着する。 この地方は,被災によってたちまち消滅する構造にある。 復興は,成立しない。 被災者は,その地を離れるからである。 その地にこだわるのは,aとcの者である。 こうして,そこは高齢者と公務員だけがいるところになる。 復興は経済的にも成立しない。 復興は,コストパフォーマンスにおいて,割が合わないからである。 「復興は成立しない」は,だれも言わない。 これを言うことは不正義・非道になるからである。 そして,「復興」は 実際,「復興」は強力な利権を形成する。 この勢力は,「復興」の正義キャンペーンを展開する。 メディアは「復興」正義キャンペーン勢力のうちであり,彼らが欲する声を発してくれる被災者を見つけて,その者の声を流す。 被災に対し第三者である大衆は,このキャンペーンにすっかり騙される。 被災者は,そのようなものではない。 被災するとは,その地を去ることである。 彼らは,「復興」を待つようなことはしない。 実際,復興を待つとは,これを自分の生活のポーズにできるということである。 そしてこれができるのは,社会から退役した高齢者だけである。 地方は,被災すると高齢者が残るだけになる。 こうして,つぎの結論になる:
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