- イヌサフラン科のイヌサフラン (Colchicum autumnale) の種子や球根に含まれるアルカロイド。
- 生物作用
- 細胞分裂を阻害
微小管の主要蛋白質であるチューブリンに結合して重合を阻害し,微小管の形成を妨げる。
- 好中球の活動を阻害し,抗炎症作用をもたらす。
好中球は,炎症性サイトカインや細菌・真菌類の成分に対し遊走性を示し、炎症部に集合し、細菌・真菌等の異物の貪食・殺菌・分解を行い生体を防御する。
- 毒性
- 口腔・咽頭灼熱感、発熱、嘔吐、下痢、背部疼痛、腎不全などの症状が発現する。
呼吸不全により死亡することもある。
イヌサフラン
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