Up 統計力学とは 作成: 2022-06-28
更新: 2022-06-28


    加藤岳生 (2013) から引用:
    • 統計力学とは「身のまわりの物質を構成している原子・分子が,集団としてどういう振る舞いをするか」を調べることを目的としている。(p.11)
    • 分子の動きを追っかけるのには力学が必要で,分子の集団全体を記述するには統計が必要なのである。そういうわけで「統計力学」という学問ができあがったのである。(p.12)
    • 統計処理の中ででてくる「分子の集団としての特性」に,圧力や温度などの重要な物理量の本質が隠れているのだ。(p.14)
    • 力学は使うものの,使いすぎないようにして,途中のうまいところで統計的な考え方にスイッチする (p.14)
    • 同じ計算結果を与える確率分布をこちらで用意 (p.24)
    • 適当な確率のモデルを決めて,‥‥ それで計算を実際にやってみる ‥‥ それで計算結果が実験と合わなかったら,はじめの仮定のどこかが間違っていることになるので,その自転で改めて考え直す (p.25)


  • 引用文献
    • 加藤岳生 (2013) :『ゼロから学ぶ 統計力学』, 講談社 (KS自然科学書ピ-ス), 2013..