Up 「冬芽」 の意味 作成: 2026-05-09
更新: 2026-05-09

生物植物樹木冬芽「冬芽」 の意味

    樹木の冬芽は,つぎのように存在する:
     1. 冬芽からは,葉・花をつけた枝 (当年枝) が成長する。
     2. 当年枝の葉は,次年度に芽吹く冬芽を,葉腋に形成する。
      花は,種子をつくる器官。
     3. これが繰り返される。


    この繰り返しは,「世代交替」 に見える。
    当年枝に冬芽をつくるのは,「単為繁殖」。
    花が種子づくりをするのは,「有性繁殖」。
    そして当年枝は,「繁殖」 を作業し終えると,後世代のインフラとして残る。


    こうして,樹木に対し強いて「個体」を見るところは,当年枝である。
    当年枝1個が,個体1個。

    樹木は,この個体群の棲処(すみか) ということになる。
    当年枝以外は,インフラ。
    実際,当年枝で 「接ぎ木」 や 「挿し木」 が成立するのは,当年枝が個体だからである。

    ひとは,幹や太い枝に樹木のアイデンティティを感じる。
    しかし当年枝以外は,当年枝を蟻としたときの蟻塚みたいなものである。