Up 定員割れに文科省が「改善指導」 作成: 2009-02-22
更新: 2009-02-22


    教職大学院の定員割れに文科省が「改善指導」を入れてきた:

    2009-01-29 読売新聞
    http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20090129-OYT8T00260.htm

    教職大学院9校に改善指導

     文部科学省は28日、昨年4月に開設された教職大学院19校のうち8校に対し、定員割れを理由に改善指導を行った。

     改善指導を受けたのは、北海道教育大、上越教育大、愛知教育大、兵庫教育大、鳴門教育大の国立5校と、玉川大、早稲田大、常葉学園大の私学3校。特に愛知教育大では、50人の定員に対し、入学者は現役の教員16人と新卒7人の計23人だけで、半数にも満たなかった。このほか総定員は満たしていたものの、京都教育大は3コースのうち1コースで定員を満たしていなかったとして改善指導を受けた。


    教職大学院は,安易に発想された。( 教職大学院)
    この安易な発想に,「生き残り」「ビジネスチャンス」「ステータス・アップ」「機会損失をするな」「バスに乗り遅れるな」のアタマになっている国立大が安易に飛びついた。
    そして,理の当然として,最初から定員割れで始まることになった。

    責任は,文科省と国立大学の両方にある。
    責任を問われることになる立場の者は,責任を問われるのは嫌なので,下の方に「何とかしろ」を降ろしてくる。 これが「改善指導」である。
    大学の中では,大学トップが「何とかしろ」を下に降ろす。

    何とかしろ」で始まった教職大学院は,最初から終わっているのである。