Up | 事例:「北海道教育大学全学教員協議会」 | 作成: 2009-09-09 更新: 2009-09-09 |
緊縮財政をうたっているそばでの「無駄遣い」は,組織のモラルをダメにする。 「北海道教育大学全学教員協議会」(2009-08-20,21) は,交通費・宿泊費等を単純計算するだけでも,百万円の単位で収まるものでなく,定めし千万円単位のイベントである。 学校教員養成はFDをやらせていることになり,この学校教員養成を専門にする立場から言えば,イベントというもののFDに対する<効果>は,なにほどもない。FDは地味・地道なものである。(Cf. 『数学教員養成は,技術論ではない』) きちんと研究すれば,「無駄遣い」が結論になるはずである。 「やる前から何で無駄遣いと言えるのか!」「この先を見ないで何で無駄遣いと言えるのか!」という言には,論理・道理を返してやることになる。 大学教員は,研究を仕事とする者として,「やらないとわからないもの」「やってもだめに決まっているもの」を峻別する術を身につけている。すなわち,「推理」という術である。 |