架空の話として,つぎのケースを考えてみよう:
- ある運動部の部長が,遠征の届けを怠った。
そのまま遠征がなされた。
- 届けをしていないことが,大学の知るところとなった。
学生委員会が,「指導」を決めた。
- 学生委員会は,「この件は,部員すべての指導にまで及ぼすべきものである」いう考えをもった。
「指導」において,当該学生に,部員全員の連名が入った反省文の提出を指示した。
- 併せて,「学生委員会は,処分を考えていない」を言い,そしてこれに「教授会で,休部処分の意見が出た」の嘘を添えた。
当該学生は,「指導」に従わないと,休部にされるかも知れないと怯えた。
- 当該学生は,部員に対し,「休部にされるかも知れないから,言いつけられた通りにやってもらえないか」と話した。
部員も休部のことばに怯えて,それなら言いつけられた通りにやろうかの方向に向いていった。
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