Up 無茶な仕事量の計画作成 作成: 2006-08-10
更新: 2006-08-12


    国立大学法人はいま,自分の書いた「中期計画・中期目標」の内容の実現に取り組んでいる。 実施方法の検討・作成をカテゴリーに応じて複数のワーキンググループ (委員会) に課し,出てきた実施策を現場に指示として降ろす。

    各作業部署は,やはり上からは貶されたくない/褒められたいので,「よい仕事をする」ことに努める。 「よい仕事をする」とは,実現を求められているシステムの具体的な形とこれの実現方法を,ともに「充実して隙がない」形で提案すること。
    しかし,「充実して隙がない」は,システムの実現と保守のための仕事量が多いことを含意する。

    各作業部署が,(周りと調整するのではなく) 自分の中で閉じて,実現と保守に多くの仕事量を要するシステムを提案する。 現場には,これらの単純和が降りてくる。
    ──提案一つ一つが (現場のキャパシティーの点で) 既に人間業でないところに,これらの単純和が指示として降りてくる。