Up 要 旨 作成: 2006-09-16
更新: 2006-09-16


    国立大学の法人化は,現状が変わらねば,本業に関する「何でもあり」状態に進んでしまう。

    「何でもあり」状態に進む最も根本的な原因は,大学論がもたれていないことにある。
    「大学」とは何かが押さえられていない/とらえられていない (著しくは,はなから「大学とは何か?」という問いが概念として無い) ので,その場の思いつきで大学の運営をいじる。特に,課程をおかしくいじってしまう。

    「大学とは何か?」の問いが問うものは,大学の本分 (社会的役割) である。
    現状は,この最も根本的なことが,はなから大学人一般の思考にのぼっていないことを示している。

    よって,大学の本分 (社会的役割) の押さえを,改めてここで行うことにする。