Up | 弾道ミサイル防衛の不可能 : 要旨 | 作成: 2023-07-27 更新: 2023-08-10 |
これをするにはどうするか。 これができる技術・兵器を買う。。 で,ほんとうにこれでだいじょうぶ? 「飛んでいるところを破壊する」とは,どういうものか? 核ミサイルの軌道の切片を数値データ化し,これの積分を高速計算して,切片の延長軌道を導く。 その延長軌道上に撃ち落とす点を定め,その点に向けて迎撃ミサイルを飛ばす。 この照準は,まだ粗っぽい。 仕上げに「誘導」の技術を使う。 こうして標的に命中,というわけである。 この破壊は,「直撃」による破壊でなければならない。 即ち,「爆発」で破壊するという方法は,使えない。 標的の核ミサイルは超高速なので,爆発を通り過ぎてしまうからである。 で,命中させることはできるのか? 無理である。 直撃の標的は,小さ過ぎて速過ぎるのである。 しかし政府と防衛担当は,「弾道ミサイル防衛」を言ってしまった。 用を為さない迎撃ミサイルを,せっせと購入することにしている。 直撃破壊できないというのでは,都合が悪い。 軍需産業も,都合が悪い。 直撃破壊できると,国民に思わせねばならない。 こうして「命中率」の宣伝に努めていくことになる。
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