Up 降雪雲が減少? 作成: 2023-09-03
更新: 2023-09-03


    北極海の氷が減少するとき,ひとはこれを「地球温暖化によって氷が融けているのだ」と思う。
    そう思うのは,そう思うように洗脳されてきているからである。

    北極海の氷の減少は,氷の生成の減少である。
    ここで氷を生成するものは,氷域に降った雪である。
    ──海域に降った雪は,消える。
    よって,氷の生成の減少は,氷域に降る雪の減少が元である。


    氷域に降る雪の減少は,氷域の面積の減少とスパイラルを形成する:
        氷域の面積が減少 ⇄ 氷域に降る雪量が減少

    翻って,氷域の面積の定常は,氷域の面積と氷域に降る雪量の平衡を意味している。
    氷域の面積の減少は,この平衡が壊れたということである。


    氷域の面積と氷域に降る雪量の平衡を壊したものは?
    「降雪雲の生成が減少──晴れの時 (日照時間) の増加)」を考えることになる。

    晴れが増えて降水が減る──これは「砂漠化」ということである。
    北極海の氷が減少には,「北極海の砂漠化」の見方が立つ。


    「雲ができない」は,どんなメカニズムか?
    これはわからない。
    ペンディングである。

    一方,「降雪雲の生成が減少」も,「氷域の面積が減少」とのスパイラルを考えられないことはない──無理矢理の感じになるが:
      雲は,温度の異なる気団が出遭うところに発生する。
      北極海だと,氷域の周辺部分──海域を臨むところ──が,これに相当する。
      氷域の縮小・後退は,この領域の減少になる。
      よって,降雪雲の生成の減少になる。