Up しきい値の設定 作成: 2026-07-23
更新: 2026-07-23

4足歩行ロボット自律型訓練疲労/空腹感報酬設定 > しきい値

    歩行脳NN には,動力系のデータとして,
      モータ側 F(t)
      バッテリー側 H(t)
    が入力されることになった。

    そこで,歩行脳NN の訓練は,
      a_t → s_{t+1}
    での F(t), H(t) 値の変化が,危険になっていないかどうかを評価するものになる。

    この評価に,「しきい値」 を使う:
      low :「そろそろ気にし始める」境目
      high :「もう無理はすべきでない」境目


    疲労感 F(t) のしきい値 F_low, F_high
    F(t) は, 0〜1 に正規化されているとする。

    (1) 感覚としての意味づけ
     F_low
      「あ,ちょっと疲れてきたな」と感じ始めるレベル
      → 行動は続けるが,
        ペースを少し落とした方がよいかもしれない境目
     F_high
      「これはもう無理をすると危ない」と感じるレベル
      → 休憩・退却を真剣に検討すべき境目

    (2) 実際の決め方のイメージ
     F_low
      「通常運転の上限付近」
      → メーカー仕様の “連続定格” の 80〜90%
        を 1.0 としたときの,これの 0.4∼0.5 あたり
     F_high
      「短時間なら許されるが,連続は危険」
      → メーカー仕様の “短時間定格” に近い領域
        を 1.0 としたときの,これの 0.7∼0.8 あたり
      F_low ≈ 0.4∼0.5
      F_high ≈ 0.7∼0.8


    空腹感 H(t) のしきい値 H_low, H_high
    H(t) は,0〜1 に正規化されているとする。

    (1) 感覚としての意味づけ
     H_low:
      「そろそろ残量を気にした方がいいな」というレベル
      → 探索・目的地追跡を続けるか,
        退却を検討し始める境目
     H_high:
      もう退却しないと危険」というレベル
      → 退却を最優先にすべき境目

    (2) 実際の決め方のイメージ
     H_low:
      残量が 30〜40% を切るあたり
      →「まだ動けるが,そろそろ退却を視野に入れる」領域
     H_high:
      残量が 10〜20% を切るあたり
      →「退却しないと危険」領域
      H_low ≈ 0.3∼0.4
      H_high ≈ 0.7∼0.8


    NN は,このしきい値の周辺で,
      無理して得をするか
      休んで得をするか
      退却して得をするか
    を,報酬から自分で学んでいくことになる。