ボソ01 とわたしの間には,
ボソ : 餌を求める
わたし : 餌の求めに対し,餌を供する
のコミュニケーションが,だいぶ形づくられてきた。
いま (2020-11-17 現在) は,餌を供する場所をつぎのように固定している:
「餌台」と書いているのは,2つのコンクリートの台である。
部屋の中は,窓を通して各所からボソ01に見られている。
玄関から出ると,ボソ01 が外で待っていることがある。
部屋の中の動きで,玄関から出てくることを察するわけである。
これについては,おどろくほど勘がいい。
1. 餌を求める
- 居間からは,ベランダを通して庭が見える。
ボソ01 は,庭に降りてきて,わたしに自分がいることを見せる。
これが<餌を求める>の基本型である。
- ♀は,つぎの型も使う:
ボソ01の定位置である電柱/電線からは,わたしの作業部屋の中が見える。
わたしは窓を背にして作業しているのだが,このとき♀は窓のところで羽ばたいたり,窓を足で蹴ったりして,わたしに自分の存在を知らせる。
自分の存在を知らせられたと判ずると,餌台に移動し,わたしが居間に移動してくるかを見る。
この型は,つぎのように続くことが多く,このときは♂♀の共同作戦であるように思える:
わたしが餌をもって玄関から出てくると,♀が鳴いて,♂が降りてくる。
- わたしが外で作業しているときは,♂がそばに来て,餌をくれるのを待つ佇まいをする。
- 「もっと餌が欲しい」を,つぎのようなパフォーマンスで表す:
嘴を小さくパクパクして見せる
地面/草むらを突っついて見せる
落ち葉を嘴にくわえて見せる
さらに♂の場合は,玄関の方に移動して<待ち>のポーズをすることがある。──餌は家の中からやってくるからである。
2. 餌の求めに対し,餌を供する
- ♂♀がいるとき:
餌取りは,♂が♀を制する格好になる。
よって,♀も一緒に餌を取れるようにしようとするときは,つぎの2通り:
- 2つの台の隙間に餌をおく
- 一方の台にわたしが座り,別の台に餌をおくと,♂がこれを取りに来るので,その間に♀に餌を投げ与える
- ♂だけがいるとき:
- 一方の台にわたしが座り,別の台に餌をおく
- ♀だけがいるとき:
- 《一方の台にわたしが座り,別の台に餌をおく》に,本日 (2020-11-17) ,♀が応じるようになった。
これまでは,♂といっしょでなければそばに寄って来ないので,わたしが座っている台から少し離れたところに餌を投げてやるようにしていた。
- ボソ01 は,ハシボソガラスの習性として,貯食をする。
よって,餌やりは本来,切りが無いことになる。
そこで,餌をねだってくるのを無視したり,また餌やりでは<終い>を教えることが必要になる。
これまでは,「おしまい」のことばを教えてきている。
♂はこれで<終い>を察するが,♀はなんだかなあである。
餌の求めに対する無視も,♂は勘よく察するが,♀の方はなんだかなあである。
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