Up 機能 :「形式陶冶」 作成: 2013-01-25
更新: 2014-03-08


    事物の如何は,視点のポジショニングに依存する。
    視点のポジショニングによって,多様性が現れたり,「どれも同じ」が現れたりする。
    特に,「違う」と「同じ」は,矛盾しない。

    学校数学の授業は多様である。
    この多様な授業を,「数学を養う」の側から見る。
    授業は「どれも同じ」になる。
    即ち,「数学を養うになっていない授業」として,同じになる。

    「数学を養うになっていない授業」は,何を以て授業であるとされるか?
    「形式陶冶」である。

    翻って,本論考は「授業」の機能を「形式陶冶」にする。
    「授業=形式陶冶」が,授業の機能の表現である。


    「授業=形式陶冶」を言うことは,「学校数学の数学は方便」を言うことである。 ── 方便,すなわち授業実現の方便。