Up 論述の曖昧──主観論・不可知論 作成: 2008-08-06
更新: 2015-11-09


    「学会論文」は,「リサーチ」が規格になる。
    数学教育生態学である数学教育学は,「リサーチ」の規格に合わせることができない。

    根底に,存在論の違いがある。
    「リサーチ」の存在論は,言語写像論である。
    生態学の存在論は,系階層論である。 ( 『「系─個」存在論』)
    個は,系にシフトすると無くなる。 言語は,この存在論に対応しない。

    言語が対応しない存在論を自身の存在論にする理論は,「曖昧」が特徴になる。
    ことばを普通に使えないから「曖昧」となるわけである。
    その論述は,主観論・不可知論の趣きになる。