Up 秋分の南中の座標,南中太陽の高度 作成: 2020-09-28
更新: 2020-10-02


    (1) 南中の座標
    秋分の南中の経度は,0である。


    一般に経度を求める計算式は,つぎの通り ( 南中の座標): \[ b_c = \frac { \tau_s} {\sqrt{ 1 - (n_s)^2 ( \tau_c )^2 } } \\ \ \\ b_s = \frac { - n_c \tau_c }{ \sqrt{1 - (n_s)^2 ( \tau_c )^2} } \\ \] 検算として秋分の場合 ── \( \tau = \pi / 2, \ \tau_s =1, \ \tau_c =0 \) ──を計算すると: \[ b_c = 1 \\ b_s = 0 \] 確かに b = 0 が得られる。


    (2) 南中太陽の高度
    公転角度がτのときの緯度aでの太陽仰角余角 αは,つぎの通り ( 太陽の高度): \[ \alpha_c = a_c \sqrt{ 1 - (n_s)^2 ( \tau_c )^2 } + n_s a_s \tau_c \\ \\ \ \\ \] 秋分は,\( \tau = \pi / 2 \) ── \( \tau_s =1, \ \tau_c =0 \) ──なので, \[ \alpha_c = a_c \] よって,\( \alpha = a \) である。