Up 影の移動 作成: 2020-09-22
更新: 2020-10-25


    影の長さが最短になる南中は,記録図面では日本標準時で 11:20 頃。

    影の移動は,理論値ではつぎのようになる ( 日時計):
 時  南中との
経度差
南中時の影との
角度
6 -67 -74
7 -52 -62
8 -37 -48
9 -22 -31
10 -7 -10
11 8 12
12 23 32
13 38 49
14 53 63
15 68 75
16 83 85

    ここで時刻は,観測地の時刻である。
    観測地は日本標準時子午線の東にあり,標準時との時差が 29分。
    よって上の表は,標準時で書くとつぎのようになる:
 時  南中との
経度差
南中時の影との
角度
5:31 -67 -74
6:31 -52 -62
7:31 -37 -48
8:31 -22 -31
9:31 -7 -10
10:31 8 12
11:31 23 32
12:31 38 49
13:31 53 63
14:31 68 75
15:31 83 85

       考え方:
    当地時を \( T \) ,このときの標準時を \( T_0 \) とする。
    当地と同緯度の標準時地は t = 29分 後に,太陽に関する当地のいまの位相になるから, \[ \begin{align} & T_0 + t = T \\ \Longrightarrow \ & T_0 = T - t \end{align} \]

    そしてこれを記録図面に重ねてみると,つぎのようになる:


    時刻がほぼ1時間半ズレているが,これはつぎが理由である:
      生活で使っている時刻は「平均太陽時」。
      これは,本テクストで定義した「正午」による時刻とは違う。
    ここでは,1時間ごとの影の移動パターンが,理論値と観測値とでだいたい重なっていることを以て,「理論値と観測値はほぼ一致」と判定する。
    きっちり重ならないことについては,観測が雑であることが原因と見て,そのうち装置の精度を高くして再観測することを期す。