Up 気象学の嘘 :「フェレル循環＋コリオリ力 → 貿易風」 作成: 2024-06-25
更新: 2024-06-25

    気象学は, 「フェレル循環」を妄想する：
    気象学は, 「コリオリ力」を間違う：
    そしてこの２つを合わせて，「フェレル循環＋コリオリ力 → 貿易風」を説く。


    「フェレル循環」は定常であるから, 「貿易風」も定常的ということになる。
    実際，気象学は「貿易風」を「熱帯域で定常的に吹く西向きの卓越風」と説く。
    しかし事実は，天気図にあたれば直ちにわかるように，「熱帯域で定常的に吹く西向きの卓越風」は存在しない。
    「貿易風」は，せいぜい「季節風」といったものである。

    「熱帯域で定常的に吹く西向きの卓越風」は，帆船時代の船乗りの印象である。
    気象学は，これを丸呑みした。
    気象学のこの丸呑みは，「地球規模の大気の移動を可視化するテクノロジーがまだ無い時分だから」の斟酌ができる。
    しかし気象学は，「熱帯域で定常的に吹く西向きの卓越風」の存在説明に，妄想の「フェレル循環」と，誤解した「コリオリ力」を持ち出してきた。
    そして，地球規模の大気の移動を可視化するテクノロジーを既に得ている今も，この説明を保守している。

    気象学のこの体(てい)は，どう受けとめればよいのか？
    「凝り固まった頭には天気図が見えないのだ」と受けとめるのみである。

大西洋の 500hPa 面天気図 (2023年)
── 赤道付近の大気の流れを，白の矢線で示す
earth.nullschool.net (気温) から引用
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