Up | 地上気圧の説明法 | 作成: 2022-07-28 更新: 2022-07-28 |
「大気圧」も,これで説明するのみ。 ──他にどんな説明の仕方がある? 大気圧は,上空に行くほど低くなる。 これは,「上空に行くほど空気分子の運動量が小さくなる」ということ? そうでないことは,大気圏の温度図が示している: よって,気圧の高低は「空気分子の密度」で説明することになる:
大気は,上空に行くほど薄く,地表に近いほど濃い。 なぜか? 空気分子は,自重で落下するというものである。 落下しないで上空に漂っているのは,空気分子を下から突き上げる力が存在しているからである。 下から突き上げる力とは? 下方から上に飛んで来る空気分子やその他微粒子の衝突である。 細かい塵が空中を漂っているのと同じである。 空気分子の分布は,<落ちる>と<下から突き上げられる>が均衡して定常になっている状態である。 そして,空気分子の分布は現実にどうなっているかというと,「空気分子は地表に近いほど多い」。 「空気分子は地表に近いほど多い」が,<落ちる>と<下から突き上げられる>の均衡定常状態というわけである。 枠組はできた。 ここからは,大気圧を「密度 → 衝突回数 → 圧力」で説明する段に。 ──で,これまでにつくられてきている説明の1つが,先に取り上げた気圧モデルというわけである。 |