Up 「寒の戻り」の天気図 作成: 2024-02-21
更新: 2024-02-26


    真正面から受ける日差しの強さは,四季を通じて同じ。
    平均して冬が夏よりも気温が低いのは,太陽の軌道が低いために,地表及び空気層が受け取る光量が少ないから。

    冬の或る日の気温が,夏の或る日の気温より高くなることがある。
    [夏の或る日の気温が,冬の或る日の気温より低くなることがある。]
    春夏秋冬それぞれの気温というものは,無い。

    日ごとに気温を変化させているものは,日差しを遮る雲であり,上空を覆う気団の寒暖であり,離れた場所の寒気団・暖気団から流れてくる風である。


    今日,冬に暑い日があると,ひとはこれを「地球温暖化」だとする。
    しかし,冬に暑い日のあることは,昔からそうである。
    冬に暑い日があっても,また寒くなる。
    これを「寒の戻り」と謂う。
    昔は今と違い,ひとは「寒の戻り」を知っていたので,暑い日に「地球温暖化だ!」と騒ぐことはなかった。

     註: 「寒の戻り」の季節は, 「春」。
    但しこのときの「春」は, 「春分 (3月20日頃) の前後 1.5か月」であり,したがって「2月5日頃〜5月5日頃」である。


    以下は,2023年2月10日から25日までの JST 21:00 の地表天気図を並べたものである。
    寒冷 → 温暖 → 寒冷 と変化していて,20日が「寒の戻り」になっている。
    大気の流れを,吟味すべし。
     ──「どこから流れてくるか? どうしてこの流れになるか?

    天気図の引用: earth.nullschool.net「地表・気温」
    気象庁「地上天気図 ASAS」

     02/10, JST 21:00
     02/11, JST 21:00
     02/12, JST 21:00
     02/13, JST 21:00
     02/14, JST 21:00
     02/15, JST 21:00
     02/16, JST 21:00
     02/17, JST 21:00
     02/18, JST 21:00
     02/19, JST 21:00
     02/20, JST 21:00
     02/21, JST 21:00
     02/22, JST 21:00
     02/23, JST 21:00
     02/24, JST 21:00
     02/25, JST 21:00