Up IMU (Inertial Measurement Unit) 作成: 2026-07-12
更新: 2026-07-12

4足歩行ロボット身体 > 感覚系位置覚IMU

    位置覚が使う慣性センサーは,IMU と呼ばれているものである。

    ○ IMU (Inertial Measurement Unit)
    これは,
      ジャイロ
      + 加速度計
      (場合によっては)
      + 磁気計
    で構成される。

    (1) ジャイロセンサー(角速度センサー)
    身体の回転(角速度)を測る:
      コマの「歳差運動」を電子的に測る
      x, y, z の3軸の回転速度を出力
      単位は rad/s

    IMU のジャイロは,「コマを使わないジャイ口」 ── コマの力学を電子化したもの。

    しくみ:
    MEMS (微細加工) で作られた小さな振動体があり,
    その振動体が回転によって「コリオリ力」を受けることで角速度を検出する。

    (2) 加速度センサー
    身体の加速度(直線運動)を測る。
      x, y, z の3軸の加速度
      単位は m/s²
      (重力加速度 g も含む)

    しくみ:
    内部に「小さな重り」があり,
    その重りが動くことで加速度を検出する。

    (3) 磁気センサー(地磁気センサー)
    地磁気の方向を測る:
      3軸の磁場ベクトルを出力

    コンパスの電子版。
    慣性航法の補助として使われる。


    ○ 向き・位置の計算 (「慣性航法」)
    IMU が出すのは 「角速度」 と 「加速度」。

    角速度を積分すると,どれだけ回ったかがわかり,
    向きがわかる:
      ω → θ

    加速度を2回積分すると,どれだけ移動したかがわかり,
    位置がわかる:
      a → p