Up 複雑系の見方 vs 力学系の見方 作成: 2026-08-15
更新: 2026-08-15

4足歩行ロボット身体歩容の存在論複雑系 vs 力学系

    脚足を出鱈目にばたつかせるのに対し,歩容をどう意味づけるか。
    複雑系なら 「定常波」,力学系なら 「アトラクタ」 ,とした。


    複雑系と力学系は,
      世界の見方 (世界をとらえる方法論)
    を異にするものである。

    力学系は,簡単に言って,数学。
    数学には,時間が無い。
    力学系の事象は,<始まり>と<終わり>が一緒。
    <終わり>は<始まり>の含意であり,初めから存る。
    <始まり>から<終わり>を導く方法が,計算。
    計算で見出された<終わり>は,「予定調和」。

    複雑系は,<始まり>も<終わり>もない時間の流れ。
    複雑系の事象は,出来事。
    出来事の結果は,出来事の含意ではなく,時間が経って見出されるもの。


    歩容は,結果論であり,複雑系に属する。
    定常波の固定性は,予定調和ではなく,偶然がつくった固定性である。
    実際,歩容は,歩行面の性状に依存する。
    そして同じ歩行面でも,歩容は歩行する者に依存する。
    即ち,その者の個性/文化が現れる。

    また,定常波とアトラクタは,「これを現す力」 がつぎのように違ってくる:
     ・定常波 (受動):
        圧力 (「自然選択」) による潰しで現れる
     ・アトラクタ (能動):
        引力による潰して現れる