Up 歩容の形式 作成: 2026-08-11
更新: 2026-08-12

4足歩行ロボット身体歩容の存在論歩容の形式

    歩行脳NN の出力からつぎの出力までのフローは:
      出力 x^t
       → s^{t+1}
       → 入力 x^t + s^{t+1}
       → h^t + ( x^t + s^{t+1} )
       → ( h^t + x^t ) + s^{t+1}
       → h^{t +1} + s^{t+1}
       → x^{t +1}
    ここで,
      s^t : 「状態」 (x^t を除く)
      h^t : 「内部状態」   

    このフローで見るべきは,「再帰」 の形式:
      出力 x^t がつぎの入力に加わる
      内部状態 h^t が h^{t+1} に更新されるとともに
      つぎの出力 x^{t+1} が生成される


    この 「再帰」 の読み方は:
      「これまでが,これからに影響する」

    そして s^t の影響が無い/小さいとき,「再帰」 はさらにつぎのものになる:
      「これまでが,これからを決定する」

    「s^t の影響が無い/小さい」 は,歩行が 「自動」 になっているということである。
    そして,自動で成立する歩行が,即ち 「歩容」。

    翻って,歩容とは,歩行脳NN の入出力が実質つぎのようになる歩行:
      直近の出力 x^t → x^{t+1}


    歩容 (自動) モード) は,入力から s^t が実質的に無くなるモード。
    はじめに示した入出力のフローから s^n を消すと:
      出力 x^t
       → 入力 x^t
       → h^t + x^t
       → h^{t +1}
       → x^{t +1}

    このとき,遷移
       ( h^t , x^t ) → h^{t +1}
       h^{t +1} → x^{t +1}
    はそれぞれ一意対応。
    よって,関数記号 f, g を使ってつぎのように書ける:
       h^{t +1} = f( h^t , x^t )
       x^{t +1} = g( h^{t +1} )

    そしてこれが,歩容 (自動) モードの形式ということになる。


    ○ 歩行のなかの 「歩容」 の位置::
    外的条件の変化が小さいときの歩行は,歩容になる。
    理由は,
      「歩行脳NN の入出力フローから s_t が除かれる」
    のが,歩容だから。


    ○ 歩行脳NN の出力がサーボ電流値の場合:
    4足歩行ロボットの歩行は,関節の動き。
    関節を動かすのは,サーボ。
    そしてサーボの動きは,サーボ電流で制御する。

    よって,歩行脳NN の出力は,サーボ電流値とするのが,最も直接的である。
    ここでは,歩行脳NN の出力を,サーボ電流値とする。

    このとき,歩容 (自動) モードの歩行脳NN の入出力は,
      直近の出力の電流値 → つぎの電流値

    そしてこれとつぎ対応する:
      サーボのいまの動き → サーボのつぎの動き