Up 浦幌アイヌ協会 作成: 2020-01-14
更新: 2020-01-22


  • 十勝 浦幌町
  • 差間正樹会長

      十勝毎日新聞, 2011-06-18
    アイヌ民族衣装で議会質問
    17日の浦幌町議会
     17日の浦幌町議会で、差間正樹町議 (60)=道アイヌ協会浦幌支部長=が 民族衣装を着用して初の一般質問に臨み、町のアイヌ民族に対する認識をただした。 関係者によると、民族衣装で議員が質問するのは国会、道議会、地方議会を通じて初めて。
     差間氏は4月の町議選で初当選。アイヌ民族と和人の関わりを描いた小説「十勝平野」で 伊藤整文学賞を受賞した地元出身作家・故上西晴治氏は叔父に当たる。
     当選証書付与式後の議員会議で、民族衣装を着て質問に立ちたいとの意向を他の議員に伝えた。 議会側は2007年に「『先住民族の権利に関する国際連合宣言』に関する意見書」を 採択したことなどを踏まえ、アイヌ民族に直接関わる質問の時に限り着用を認めた。 議会規則などでは帽子などを規制しているが、議場、傍聴席とも例外とした。
     差間氏はこの日、切り伏せと刺しゅうを施した「カパラミプ」と呼ばれる種類の服と 「マタンプシ」(鉢巻き) 姿で登壇。 町政におけるアイヌ民族の位置付けや差別是正などについて質問。 水沢一広町長は「先住民族であるという認識のもと、アイヌ民族と文化が尊重される地域づくりを進める」と答弁した。

      時事ドットコムニュース, 2019-11-01
    遺骨返還求め東大提訴=北海道浦幌町のアイヌ協会─釧路地裁
     北海道浦幌町の浦幌アイヌ協会は1日、東京大学を相手取り、保管するアイヌの遺骨の返還を求める訴訟を釧路地裁に起こした。信教の自由が侵害されているなどとし、50万円の損害賠償も求めた。
     原告側は訴状などで、東大の教授2人が6体分の遺骨を研究目的で発掘し、大学に持ち帰ったと主張。5体は1888年に、1体は1965年に発掘されたとし、同町のアイヌ集団の子孫である自分たちが遺骨の管理権限を引き継いだと訴えている。
     原告側はこれまでに北海道大と札幌医科大を相手に同様の訴訟を起こし、いずれも大学側が遺骨を返還することで和解している。
     浦幌アイヌ協会の差間正樹会長は記者会見し、「大学が勝手に持って行った。返すべきだ」などと語った。
     東大広報課は「コメントは差し控える」と話している。

      読売新聞 北海道版, 2020-01-14
    アイヌ「先住権」提訴
    4月にも 浦幌協会
    サケ漁規則不適用確認
     浦幌町の浦幌アイヌ協会 (差間正樹会長) は、水産資源保護法などで禁じられた河川でのサケ捕獲が、先住民族が持つ権利「先住権」に当たるとして、法律や規則が適用されないことの確認を求め、国と道を相手取って訴訟を起こす方針を固めた。アイヌ民族による先住権の確認を求めた訴訟は初めて
     差間会長と原告側代理人の市川守弘弁護士によると、4月にも札幌地裁に提訴する。

     先住権は、土地や資源の利用権、政治的な自決権などを意味し、2007年に採択された国連の「先住民族権利宣言」でも認められている。ただ、アイヌ民族を「先住民族」と初めて明記した昨年4月成立のアイヌ施策推進法では先住権について定めなかった。
     同協会によると、十勝川下流の浦幌町周辺には、複数のアイヌ民族の集落があり、明治時代まではサケ漁を行っていたという。しかし、近代の法整備によって禁止された経緯がある。このため、同協会は訴訟で「自由にサケ漁をすることができる先住権がある」などと訴える見通しだ。
     市川弁護士は提訴の時期について、アイヌ文化復興の拠点「ウポポイ」(民族共生象徴空間) が白老町にオープンする4月に合わせたと説明。差間会長は「先住民族として存在しているアイヌ民族の権利を求めたい」と話した。