- 実験内容
- 実験設備
- 直径約8cm の穴を,複数つくる
その穴にかぶせる蓋を,厚紙で円板の形につくる──直径 9.5 cm。
蓋の1つに「有」を書き,他は「無」を書く
- 実験単位
- ボソ01 にわからないよう蓋を目隠しに使い,一つの穴に餌を入れて「有」の蓋をかぶせ,他の穴は餌を入れたふりをして「無」の蓋をかぶせる。
- ボソ01 がどのような行動をするか,観察する。
- 実験頻度
- 実験は1回につき,5単位くらいを連続して行う
♂♀がいっしょになるときは,適宜単位数を増やす。
- これを,1日に2回程度
- 記号に「有」「無」の文字を選んだことについて
- 実験の構造
- 《被験者が「有」「無」を餌の有無の記号として用いる》には,つぎのことが含意される:
- 被験者にとって,蓋をされた穴は「餌があるかないか」において同じのものである。
この<同じ>は,「有」「無」が記号として用いられるとき,<違う>に変わる。
- 被験者は,《蓋をされた穴は「餌があるかないか」において同じ》から出発する。
そしてその行動は,課題解決行動ではない。
実験は,被験者が
(a) 行動を課題解決行動と成し,
(b)「有」「無」を用いて<違う>を立てるようになる
かどうか,を見ようとするものである。
- 実験開始時の被験者のレディネス
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