Up 「感覚」 の2通り : aware と feel 作成: 2026-07-24
更新: 2026-07-24

4足歩行ロボット身体aware と feel

    「感じる」の英語訳に,aware と feel の2つがある。
    この2つの区別は,つぎのように考えることができる:
     aware :
      外界から体に届く物理的事象を体の信号に変換し,
      その信号を状態メモリに上げる
       例:視覚 (電磁波を視覚特徴量に変換)
     feel :
      aware 信号が認知処理されて脳に入り,
      脳がこれに反応してつくる
       例:疲労感・空腹感・恐怖感


    feel は,行動でこれに応えるというものである。
    行動で応えないと害になる事態が,feel としてつくられる。
    行動で応えられるように,脳がつくるというわけ。
      疲労感 → 休息
      空腹感 → 採餌

    視覚に関することでも,「まぶしい」 は feel になる:
      まぶしい → まぶたを閉じる・眼を逸らす


    「痛い」 も,視覚の 「まぶしい」 のように,aware と feel がある。
    4足歩行ロボットは,訓練によって,関節の可動範囲を超える動作に対し,痛みを feel するようになる。
    そしてこの feel は,前段に,関節角度センサーが信号を状態メモリに上げる aware がある。

    「痛覚」 というものは無い。
    信号が閾値を超えている相の aware が,「痛覚」 のように見える。
    視覚も,「まぶしい」 のように,痛覚になるというわけ。